1週間も前のことではないと思う。練習の関係で午後から出かけるので、電車の中で帰宅中の女子高生を見かける事もある。その時は丁度、新入生歓迎用の脚本を書いていて、車内でもボールペンを走らせていた。電車の中が一番筆が進む。
なんとはなしに、女子高生の話が耳に入ってきた。なんとなく聞いていると、「あたしの乳首の色って黒い?」とかそんな内容だった。なんとなく、聞き入る体勢に入った。
話を聞いていると、4人組の女の子なのだが、その1人が「自分の乳首の色」について、話していた。ある女の子は「自分は生まれつき赤に近いピンクだ。」と発言していた。また、話の流れで「乳輪の大きさ」等に話が移り、どういう訳か「遺伝」や「人種」や「色素」の話にまで及んでいた。そういう意味では、なかなか学術的であるとも言える。
これを聞きながら、「下品ではあるが、女の子はこういうことを話すのだなあ」と思った。しかし、実生活の会話の中には、脚本家が書こうとしては書けない面白い会話が転がっているものである。無理矢理、演劇関係へ。
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