第5無駄話「遺伝子と模倣子」

 

 「模倣子」という言葉がある。その言葉を知ったきっかけは「攻殻機動隊」というアニメだ。台詞の中に出てきた。なんとなく気になったのでインターネットで調べてみると、親から子へと伝わっていく遺伝子に対して使われる言葉で、親から子への遺伝とは、詳しく説明しなくても、まあ、生物的なものであるのに対して、模倣子はDNAとかとは関係なしに、親とかも関係なしに人に影響を与える因子、つまり書籍やHPなど情報をさすようだ。簡単に言えば、親からはDNA、遺伝子を受け継いでいるわけだが、親よりも影響力のある人物、本などは、少なくとも、その人の人格形成や考えることに影響を与えるというわけだ。結局ネット以上調べてないので、そのあたりがこの話が無駄であるのだと思われる。

 「無駄無駄」言っていてもDIOのようなので、話を進めると、最近考えたこと。ある後輩に「脚本にしろ、何か表現をする人間は精神的に病んでいる。」と言われたことがあった。なるほど、そうだなあと思ったわけだが、では「何故僕は脚本を書くのか?」ということを考えてみた。かなり思い上がった行為である。

 人間の、生物の究極的な目標は「自分の遺伝子を後世に残す」ことである。ということにする。今ほど、情報化が進んでいない時代は、ほとんどの人にとって残すことが出来るのは「遺伝子」だけだったと思われる。しかし、教科書に載っている人たちは「模倣子」も沢山、残しているのだと思う。

 知っての通り、現代は情報化社会であるから、このように個人が情報の発信が出来る。伝わるかどうかは別として、模倣子をばら撒くことが簡単に出来るわけである。

 んで、「なぜ僕が脚本を書くのか?」だが、人間は遺伝子を残そうとする。しかし、遺伝子が残せないときは、何かで代替しなければいけないわけで、それが模倣子だと思う。少女漫画的な表現をすると「私はここにいるよ。」って感じか。

 結論は「なぜ脚本を書くのか?」、それは「遺伝子が残せないから」つまり、「もてないから」ということに、行き着いた時は、なんとも微妙な感じでした。でも世の中には遺伝子も模倣子もたっぷり残している人もいるので、なんとも微妙です。

 

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