第12無駄話「弱体化する脳」(04/01/15)
 

 

 文書を作成していて漢字を度忘れして、携帯で漢字変換を行い確認するということは良くあると思う。最近の携帯は本当に高性能で、小型端末、コンピュータと言ってしまっても良いぐらいだ。
 学校の先生は良く辞書を引くことを勧めていた。目的の言葉、単語以外にも探している途中で気になった言葉や、知らない単語が目にとまって、それで新しい知識がつくことがあるからだ。
 「電子辞書」なるものが登場し、検索エンジンでも英語や日本語が調べられる。文頭で述べたように、ちょろっとした漢字くらいなら携帯で調べられるようになった。とても便利になったが、辞書を勧めていた先生は嘆いてるかもしれない。もしかしたら、そんな環境にどっぷり使ってしまっているかも知れない。
 昔のことを考えてみよう。文字がなかった時代、情報は頭の中に詰めこんでおくしかなかった。文字が発明された時に、その便利さを批判した人はいたのだろうか?知識というのは人から人へ伝えるからこそ価値があるのだ。そう言った人はいたのだろうか?少なくとも、魑魅魍魎供は、文字の登場で暗黒の時代が終りを告げたことを嘆いた。これは、中国の説話の話だが。しかも私がこの話をしっているのはあるアニメのせいなのだが。うちのHPで紹介してるのだが。
 適度に横道にそれたが、文字が出来てテキストや辞書にあたるものが出来始めたと思われる。分からないことは、テキストや辞書に書いてある。これは便利だ。しかし、その便利さを批判した人はいなかっただろうか?古代中国の役人登用試験、科挙では四書・五経を暗記するまで読みふけったらしい。あまりの試験のハードさにカンニングペーパーを竹筒にいれてお尻の中に隠してしまう人が現れる始末だった。誰か一人は思ったであろう、「こんなの本に全部書いてあるじゃねえか。」と。現代でも、大学でも行われるペーパーテストを受ける時によく思った。「教科書を持ちこませてくれたら全部回答できる。」と。
 文字が出来て本が出来た時点で、我々は頭の中に知識を詰めこんでおく必要はなくなった。電子辞書ができ、インターネットが普及し、携帯が一般化した時点で、我々は本を開く必要がなくなった。では、次の段階はどのようなものだろうか?空想してみる。
 現代よりさらに便利になる未来。それは現在の不便さを考えれば想像出来るのではないだろうか?電子辞書は自分の文字を入力するのが面倒である。持ち歩かないと使いたい時に使えない。それはパソコンも同じで、ノートパソコンが小型化、軽量化しているが野外でインターネットをする場合は条件が限られてくる。キーボードやマウスの操作も面倒で不便だ。携帯は、インターネットや漢字変換が出来るが、能力は電子辞書やパソコンと比べると満足出来ない。携帯用キーボードなんて接続したり、持ち歩くのも不便だから、ボタン操作になる。不便だ。
 これらの不便さがなくなった世の中が次の段階と考える。つまり、いつでもどこでもインターネット出来る端末を持ち歩いている状態であると思う。面倒な入力操作もとっぱらうと、頭の中で思ったことを検索したり出来る。覚えておくことも限界があるだろうから、外部記憶装置にたよる。ハードディスクやメモリーカードだろうか?究極のウエアラブルコンピュータという感じだろう。でも、持って歩くのも来て歩くのも不便だ。落して壊れたりしたら困るからだ。コンピュータは、体の中に埋め込まれる。情報伝達の時間を短くするために脳の中にいれるだろう。
 脳の中にコンピュータ持っている我々は、いつでも知りたいことは知ることが出来るし、データベースにアクセスしなくても、友達が知っているかも知れない。話したい相手と話すことが出来る。一人になりたいときは一時的に回線をOFFにすれば良いだけだ。覚えておきたいことはいつまでも覚えていられるし、忘れたいことはどんどん忘れられる。万が一の時に困るといけないので、バックアップは取っておく。
 このような世の中になった時、どんな理由で便利さを批判できるだろうか?技術的にはいかなる不便さも再現できるはずだ。そして、次はどんな便利さを求めるのだろうか?肉体的な不便さは全て解決されているはずだ。そもそも、人間が歩いているかどうかも分からない。
 世の中が便利になるに連れ、脳は弱くなると思う。北斗神拳の継承者を除けば、我々は脳の機能の30%しかつかっていない。四書・五経を暗記していた受験生は脳の何%くらいを使っていたのだろうか?また、先に空想した未来人は脳の何%を使っているのだろうか?
 便利さと反比例して脳の使用割合が減っていくと仮定すれば、究極の便利さに到達した時、脳の使用%は0%になる。寝ているときでも脳を使っている。脳を別の機械と置き換えても、それは脳を使っていることとさして変わりない。究極の便利さ、それは何もしなくても良くなることだ。そして、脳は弱体化の果てに活動をしなくなる。しなくても良くなる。

 長く文章を書いてみたが、この無駄話は下書きなしに3、4回はヤフーで検索をかけた。攻殻機動隊や銃夢、マトリクスとか大好きです。私の脳は何%使われているのだろうか?

 

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