第23無駄話
「連載コラム・ナカノ実験室的ダイエット法A 食べる時期を狙え」
(04/07/21)
 

 

 ナカノ実験室は大学入学時、体重が65キロあった。それが現在は51キロ(04/07/19計測)である。特に大学院
2回生になってからの減少はめまぐるしい。そこで、いかにして体重が減ったということを経験と結果のみを考察し、ダイエット法として確立したい。今の所、筋力が落ちたとも、体調を崩したということもない。効果には確実に個人差があります。

 さて、前回は粗食と運動の重要性について述べたが、今回はそれらを踏まえて、食物を食べる最適時期というものを考えてみる。粗食と言うと勘違いする人もいると思うが、「動物性タンパク質を全く取らない」という訳ではない。それをすると不健康に痩せてしまうと思われる。なぜなら、タンパク質は身体にとって、酵素や筋肉等を作る材料の材料となるので非常に重要である。また、動物性タンパク質と植物性タンパク質がある。前者は健康を害するイメージがあるが、やはり、身体には必要と思われ、私は「動物性タンパク質の方が筋肉になりやすいのじゃないかな?」と勝手に思っている。イメージである。
 食べる最適時期ということを考える。最適時期というのは、食べた物が身体にとって最も有効に働く時期である。例えば、タンパク質であれば、筋肉の補修に使われるから、運動した後に食べれば有効に使われる。筋肉が痛んでないときに食べても、糖分に分解される(はず)なので、タンパク質を食べる意味はあまりない。そして、必要な時期に必要な量だけ食べれば、太ることもなく、またお金もかからない。何しろ、一般にタンパク質は高い!
 必要な時期に必要な量を食べるということは食べ物の有効利用であり、必要以上に食べないことが体重を増やさないためには重要である。無駄に食べた物は脂肪に蓄えられ、 つまり、肥満の原因になる。
 さて、以下からいろいろな栄養分について、身体に対する役割と最適時期について考える。

 炭水化物・糖分

  炭水化物、つまり、糖分は身体を動かすためのエネルギーとなり、身体の中で1番に使用される。タンパク質や脂肪もエネルギーとして使われるが、エネルギーとなるが利用するために、糖分に分解する(はず)だから、結局はエネルギーの元は糖分である。炭水化物と言えば、穀物全般で、ご飯、パン、うどん、スパゲティー等々の主食とされるものである。
 さて、最適時期であるが、エネルギーは生きる上で必要なので、一日中必要で三食ともに食べる必要がある。朝は、朝から活動するためのエネルギーを供給する必要があるので、しっかりと食べる必要がある。朝を食べないと、エネルギー的には足りない状態になるので、眠気も取れない。寝ている方がエネルギー消費量が少ないからである。また、頭を働かせるためには糖分は必要なので、頭も働かない。朝はしっかり食べよう。食べれないときは少しでも良いから甘いものを食べよう。
 昼は午後から頑張るためにエネルギーが必要なので、やはり、食べておく必要がある。ただ、身体を起こす役割は朝ご飯で達成されているはずだから、そんなに頑張って食べる必要はない。量は取らなくて良い。お金に余裕にある人は楽しめば良い。
 夜は、あまり取る必要はなさそうだが、多分、食べた方が良い。なぜなら、寝ている間もエネルギーを使う、そしてそれは身体を休めるために使われるエネルギーなので、補給しておかないと身体が休まらない。ただ、朝、昼の余剰エネルギーがありそうだったら、調子こいて食べないほうが良い。確実に太ると思われる。

 補足:間食の必要性

 ダイエットとは背反するかも知れないが、間食は必要である。朝7時、昼12時、夜18時くらいに三食を食べるのは規則的だと思うかもしれないが、それぞれ5時間くらいの間がある。その間糖分はエネルギーとして利用可能な状態でいるわけではない。間にエネルギーを補給してやる必要がある。身体の中の利用可能なエネルギー源糖分がなくなれば身体の働きが悪くなる。そのためにお菓子等の間食は、ある程度必要で、頭を使う仕事をしている人は積極的に取った方が良い。脳みそは糖分を消費する。糖分が足りなくなれば、頭の働きは悪くなる。
 その状態を逆手に取れば、あえて無糖分の状態に追い込めば、糖分がなくなれば、次は脂肪がエネルギーとして利用されるので、脂肪を燃やすことが出来る。ただ、これは身体を動かしている状態のみ有効であり、ご飯を食べないでずっと寝ていると、筋肉の方が分解される。筋肉は基礎代謝を上げるので、生命の存続にとっては邪魔になりえる訳だ。身体を動かしている間は筋肉は必要なので、分解されることはないはずである。
 ある程度、身体を動かしている人は、あえて間食を封じれば脂肪が燃焼されるかも知れない。ただ、重要なのは、空腹状態が続くと、身体が脂肪を蓄える状態に入るので、食事を取るときに調子こいて量を取ると、逆に太る。
 また、間食を取るにしても必要最小限にしないと、太っていく。

 タンパク質

 タンパク質は酵素や筋肉を作ってくれる。酵素がどのタイミングで作られているのか分からないが、多分、一日中作っているのではないだろうか?だとしたら、三食ともに食べる必要があると思われるが、タンパク質は肉や魚だけでなく、米やうどんの中にも入っているので、意識して取る必要もないと思われる。お金に余裕のある人は三食ともに食べれば、良いが、一日の必要量は80gぐらいのはずで、無駄に食べてもタンパク質としての役割は果たさない。また、米やうどんの中のタンパク質が酵素のために使われるかどうかは、良く知らない。
 さて、筋肉ついて考える。筋肉は痛んだ後に、回復する際に、超回復を行って大きくなっていく。そのために、タンパク質を意識して取る最適時期は明白で、運動をした後である。筋肉を大きくしたい人はたっぷり食べれば良いし、回復の分だけでよい人は量を抑えれば、多分、大きくならない。筋肉が無駄に大きくなったところで、基礎代謝を増やすだけで、余計なエネルギーが必要になり、経済的ではない。
 現在はタンパク質の過剰摂取の傾向にある。理由は明快でおいしいからである。しかし、肉・魚には同時に脂肪も含まれていて、おいしいのはそのためであるが、脂肪も同時に取りすぎる。おいしいということは身体に必要だからであると思うが、調子をこいて食べ過ぎると、肥満の原因になる。

 脂肪

 ダイエットをする上で、脂肪を狙って食べる必要性があるのかどうか分からない。そして、おそらくない。だが、脂肪もやはり身体には必要なので、取らないわけには行かない。ただ、肉を食べれば肉に、野菜炒めなら油に、何にしろついて回ってくるので、取る量を意識して減らすぐらいで調度良い。何にしろ過剰摂取の傾向にある。
 後、脂肪は身体に悪いイメージがあるが、細胞膜は脂肪で出来ているので、身体には必要である。怪我をして直るのは脂肪のおかげであると思われる。
 また、最適時期を考えるなら、糖分が利用された後は、脂肪が燃やされだすので、長期的に肉体労働があるような場合は多めに取っておくと良いかも知れない。日雇いの肉体労働の時なんかは、最適だ!ただ、糖分ほどすんなり身体に受け入れられないので、食べ過ぎると気持ちが悪くなる。

 ビタミン類、カルシウム、鉄分、その他もろもろ

 所謂、身体の調子を整えると言われるもの達。これらは、エネルギーとは別の次元で常に取り続けないと行けない。ものによっては、身体で生成されたりするが、絶対に食べないといけないものがあるので、取り続ける必要がある。生命存続の補佐をしているものなので、この辺を適当にしていると不健康に痩せていく。
 また、重要なのはビタミン類やカルシウムは、基本的に取り溜めが出来ない(はず)。必要以上に取っても尿に混ざって出て行く。だから、一日に必要なビタミンが含まれている飲料を一気に飲んでも、その時、必要でない量は、身体の外に出て行ってしまう。三食、及び間食に分けて、取りたいところである。沢山食べても身体の外に出るから大丈夫で、しかも、季節の野菜は安いので、安いものを食べまくるということで、食欲を満たすのも良い。
 鉄分に関しては、知らない人も多いと思うが、取る量が少なければ身体に悪いのであるが、実は取りすぎても身体に悪く、成人病の原因となる。鉄分の不足しがちな現代だが、意識して取りすぎると逆効果である。鉄分はある程度、必要な最適時期というのは、女性に関してはあると思うのだが、あくまで私は男なので、あまり触れないでおく。実感として分からないから、適当に無責任なことは書けない。

 繊維

 ダイエットにおいて繊維は重要であると思われる。まず、第一にエネルギーや脂肪にならない(はず)だからである。つまり、食欲を満たすために、ある程度食べまくっても大丈夫ということである。さらに、言うと腸をきれいにしてくれるので、美容にも良い。きれいになるということは余計なものが出て行くので、多分、体重が減る。そして、腸の働きが良くなれば、食べたうちで使われる量が増えるので経済的である。余計なものは食べなくて良い。
 私は、少し前に、レタス、にら、ねぎが安かったので調子こいて沢山買ってしまい、しばらくその3品を基本のおかずとして過ごしたことがあったのだが、身体における繊維の役割が非常に分かったので、今は繊維が足りない状態になると繊維を求めてしまう。繊維を取り過ぎるとどうなるのだろうか?

 まとめ

 さて、いろいろと長くなりましたが、ようは「身体にとって何が、どの時期に、どれぐらいの量、必要なのか?」ということを考えて食べることである。ダイエットが目的であれば、それを考えて食べれば良いだけである。
 日本は不自然な程に豊で、身体の欲求のままに食べ続けるなら、コンビニや冷蔵庫のために、寝ている時間以外は食べ続けることが出来る。しかし、そういった豊かさが現在に蔓延する肥満の原因であり、社会に蔓延する病とも考えられる。豊かさの中にいて、体重を減らすためにお金を使ったりするが、そんなことをしなくてもダイエットは出来ると思われる。自分の食欲というものに立ち向かい、ある程度誤魔化して、最適時期、必要量を考えるだけである。
 そもそも、食べ過ぎると太るという機能は、生物が獲得した素晴らしい生体機能である。豊かさがその機能を悪く使ってしまっているのが非常に残念だ。

 次回予告

 さて、次回はダイエットにおいて問題となる「脂肪」の存在意義や作られ方、そもそも、何故「食べ過ぎると太る」のか?ということを考えようと思います。結構、あるTV番組からの知識に偏っています。
 

 

 

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